1万回の再生と、作ることへの「矛盾」

1万回の再生と、作ることへの「矛盾」

こんばんは、MAISON_GEEKです。


先日、ふとした想いをのせて投稿した「ハギレ」のリールが、
想像もしていなかったほどたくさんの方に届いています。
再生数は1万回を超え、今もなお、誰かの元へ届き続けているようです。


「ゴミにするかは、制作者次第」
「使い切ることは、サスティナブル」


20秒という短い動画の中に込めた、私の独り言のような言葉。
それに、これほど多くの方が共感してくださったことに、正直とても驚いています。
それと同時に、
「みんな忙しい毎日の中で、本当は何かを慈しんだり、大切に使い切ったりしたいんだ」と、胸が熱くなりました。


実は、このハギレたちを使った新しいプロジェクトは、日々少しずつ進めています。

細長く繋げたハギレを編んで作るシリーズは「모순(mosun)」。

韓国語で「矛盾」という意味です。
正直に言えば、私の中にはずっと心のつっかえがありました。


このシリーズが出来た時、私の中で心のつっかえが取れた気がしました。

しかし、気に入っているハギレを生かしたいと思う一方で、
ハギレが出るということは、裁断のロスが多いということ。本来は「ハギレが出ないこと」を目指すべき。


「矛盾」という名前をつけたのは、
その葛藤から目を逸らさずに、ものづくりを続けたいと思ったからです。


理想と現実の狭間で揺れながらも、
目の前にある美しいリネンの欠片たちを、
最高に愛される一着に生まれ変わらせたい。
「ゴミ」にするか「お気に入り」にするかは、
いつだって、私自身の「視点」と「手」にかかっている。

今、私の作業台の上には、
皆様からのオーダーの証であるハギレたちが山のように積み重なっています。
そして、その生地で裁断されたお届けを待つブラウスたちは一針ずつ、形にして頂いているところ。

オーダーすること、服を新しく買うこと、作ることにも葛藤があることがあるかもしれません。買った先、作る先にその次があるということで気持ちよく作り手も、着る方も楽しめるように。


今後も、この「矛盾」とどう向き合っていくか。
その過程も、ここやSNSで少しずつ綴っていけたらと思います。



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